―サービスご利用前の状況をお聞かせください。
田村 憲胤様:一口に言えばタイミングですが、いくつかの要素が重なって機が熟したという感じがしています。
具体的に挙げれば、スタッフの大半が今の当社ビジョンに賛同して入社したメンバーになったこと、
人員に余裕ができたこと、経理を手伝っていた家族が抜けたこと。
コロナもあったのかなぁ。
田村 紀子様:調剤業界が先細りと言われて久しい中、
当社は保険調剤以外に積極的に取り組んでサービスの幅を広げてきました。
でも、組織づくりの面では、危機感を持ちつつも具体的なアクションをできずにいました。
うちはコロナによる経営のダメージはなかったけれど、
薬剤師や栄養士の増員もしたし、この体制で売上を増やしていくために組織強化に取り組もう、
という感じもありましたね。
田村 憲胤様:ずっと以前から、人事評価制度はつくりたいと考えていたんです。考え始めたのは7~8年も前。
人員に余裕がなくて何とか回していたような頃でしたが、業務や成果の物差しが欲しくて。
グレードや考課表を何パターンも考えてみたけれど、制度化も実際の評価も自分だけではできないなって。
社労士さんに協力してもらっていたのですが、
盛り込みたいことが多すぎて「誰がこれを評価するんですか」と呆れられていました。
コストをかけてでもやりたいなぁと思ってはいたんです。
田村 紀子様:何度もつくろうとしては、ね。
田村 憲胤様:挫折してたよね。
CBグループとは、もともと採用や広報媒体制作で付き合いがありました。
そんな中で組織診断をする機会があって、スタッフにアンケートを取ってもらったところ、
評価・報酬に対して公正感や納得感はあるものの制度化と見える化ができていないという課題が見えました。
ああ、やはりそうか、じゃあつくろうか、というわけです。