実績紹介
CBコンサルティングでの実績を紹介いたします。
業界に特化したCBグループならではの専門性や、優良企業とのアライアンスを通して、様々な経営課題の解決を行っています。
地域でのネームバリューを高めるために。かねてからの想いを実現。
法人名:おおかめ調剤薬局
氏名:大亀 高明 様

「患者のための薬局ビジョン」のかかりつけ機能のひとつとして、国が推進している調剤薬局の在宅訪問。
調剤報酬の加算要件や、2021年8月から開始する地域連携薬局の認定基準にも組み込まれており、
薬局経営において必須の取り組みといっても過言ではありません。
積極的に在宅訪問を行う調剤薬局が増えている一方、
中小規模薬局にとっては、人員・時間のコストがかかる、ノウハウが不足している等、在宅を拡大していくうえでの課題は山積みです。
今回は、愛媛県松山市で1店舗を運営、在宅拡大に取り組むおおかめ調剤薬局にお話を伺いました。
◎門前依存度の低下と在宅件数の増加による調剤薬局の維持
―サービスをご利用前の状況をお聞かせください。
大亀様:門前の依存度を落としたかった。
そして、在宅拡大の必要性を強く感じていました。
経営課題の一つとして、「門前の依存度が高い」。
調剤薬局を存続させるために、どうにかして現状を脱することが求められていました。
以前より、近隣の介護施設や個人宅数件の在宅を担当していましたが、
もっと件数を増やしたいと考えていました。
◎「在宅をやっている薬局」として地域に周知する
―在宅の拡大に対して、どのようなお考えをお持ちだったのでしょうか。
大亀様:在宅の売上を伸ばすことはもちろん、地域でのネームバリューを高めるためにも、在宅拡大の取り組みをしていきたいと思っていました。
周辺地域では、在宅に取り組んでいる調剤薬局は他にもありますが、
医療機関で『在宅をやっている薬局』として具体的な薬局名がすぐにあがるようなところはあまりないので、
在宅訪問先を増やすことだけなく、
おおかめ調剤薬局が在宅を積極的に行っていることを地域に知ってもらうことに価値があると考えていました。
―ご自身では、在宅拡大の取り組みを行われていたのでしょうか。
大亀様:自分でもやっていました。
自分は薬剤師の資格を持っていないので、会社に貢献するためには、営業しかない、なんとかしたい、という一心でした。
なんとか介護事業所の社長とつながり、施設長へプレゼンテーションの機会をいただくこともありました。
しかし、現場の反応は微妙で。
そうやって手探りで動いていましたが、『間に合っています』と門前払いをうけることも多かったです。
在宅拡大のためにしっかり営業していくには、どこかにお願いした方が良いのかと考えていました。
◎かねてからの想いを実現、信じて投資に踏み切った
―CBコンサルティングから地域連携支援サービス(在宅拡大支援)の話を受け、どのような印象を持ちましたか。
大亀様:前から、在宅の拡大をなんとかしたいと考えていたので、ちょうど良いタイミングでした。
話を聞いた当初は、期待99%でしたね。
一方で、本当にできるのか、実現性は低いのではないか、不安もありました。
ただ、CBの穴吹さんと話していたら『この人なら何とかできるのではないか』と思えたので、思い切って踏み切ることにしました。
◎新しい関係から始まる感謝のことば
―サービス導入後について、どのような変化が生まれましたか?
松野様(管理薬剤師):地域医療連携の点で、介護施設、訪問看護師やケアマネなどの関係者との接点が増えました。
新たに関係を持つようになったサービス付き高齢者住宅では、
いつも話している訪問看護師以外の方からも、「すごく助かった」などと言われまして、よかったなと思っています。
■在宅訪問先へのヒアリングから見えるおおかめ調剤薬局の強み
在宅拡大にあたって、おおかめ調剤薬局のPRポイントを整理するために、
CBコンサルティングでは、既存の在宅訪問先へのヒアリングを行いました。
おおかめ調剤薬局の在宅訪問について、現場の声を集めると良いところとして
「薬のセットにミスがないこと」
「対応スピードが早いこと」などが挙げられました。
【在宅訪問先からのフィードバック内容】
・薬のセットにミスがないことがありがたい(他の薬局では時々ミスがある)。
信頼しているので今後もお任せしたい。
新規の入居者に居宅療養管理指導をとる際、薬剤師に同席してもらえたら大変ありがたい。
・おおかめ調剤薬局は薬に関するミスがないので、感謝している。
看護師たちは、おおかめ調剤薬局の薬剤師の、医師との動向に感謝していると聞く
(薬剤師がドクターのミスに気がついたり、指示出ししてくれているとのこと)。
・グループラインでの薬の変更の連絡など、細やかなやりとりができてありがたい。
◎受け持った施設からの感謝に繋がった緊密な連携と連絡、配薬
―在宅訪問を行ううえで、工夫されている取り組みはありますか。
松野様:CBさんを通して訪問するようになった施設も含めて、
受け持った施設は、薬を持って行って渡すだけではなくて、全部1週間ごとに配薬をさせてもらっています。
患者さんが主治医以外の別の病院に行かれた場合も、すべて配薬をしていて、それがすごく助かったようでした。
あと、訪問看護との連携では、訪看さんは処方箋を見るわけじゃないので、薬が変更になったとき、
変更内容がわかりやすいように、FAXで「この方のこの薬が変更になっています」と送るようにしています。
ご家族の方には、2か月に1回、お手紙で「この薬が変わっています」とか「こういう状態です」とコメントを添えるようにしていて、良いことかなと思っています。
◎働く薬剤師のやりがいと楽しさを求めて
―今後どのような薬局を目指していますか。
大亀様:人が限られている中で、在宅訪問に時間・人員を割くと、門前の処方箋の対応にどうしてもロスが生じてしまいます。
現状、薬剤師ひとりの負担が大きくなりつつあるので、人数を増やして、余裕をもって取り組めるようにしたいです。
あとは、薬を渡すだけでなく、予防のアドバイスなど、医療に近いレベルのサービスを提供していきたいです。
そういった内容の仕事ができた方が、働く薬剤師もやりがいをもてて楽しいと思うので。
◎CBスタッフからのコメント
弊社では、上記のヒアリング結果をもとに、
介護施設経営者・責任者をはじめとした関係者との交渉を行い、戦略的な関係構築を経て、おおかめ調剤薬局様と地域の連携を深める支援を致しました。
地域医療を支える益々のご活躍を祈念しつつ、引き続きご支援させて頂きます。
まずは、喜んでいただけて何よりです。